私の住む世界
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ラリマー大陸という世界

どこからか聞こえてくる竹笛の音。
微かに香る花々の香り。
爽やかな風が窓を叩いた。
「はっ、朝だ!討伐に行かなきゃ。」
寝床から跳ね起き、急いで狩りの支度をする。
10分もかからず、私は家を出た。

街を歩くと今日も人々の笑い声、愉快な楽器の音、剣同士がぶつかり合う音が聞こえる。
ここはラリマー大陸の中央都市、フルン。
「おはよう、リーゼ。」
友達のピシュルー。
「おはよう。」
私はリーゼロッテ。
フルンに住む24歳の冒険者だ。
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