アリストの3姉妹
一方、ある国の王は白魔女を傍に置き、白魔女は何時の季節も溢れるばかりの花を咲かせ、食料が取れない厳しい年の食糧難さえ、魔法の蒸篭により、水と食料を取り出して見せ、またある時は、王の主催で宴を開き、城内に民衆を集め、魔女は民衆に宴用の娯楽魔法を見せ、王家と民衆の交流も保ち、愛に満ちた国を作り、民衆の寄せる一つ一つの小さな愛情を一所に集め、一夜にして平地に黄金の山を作ったという伝説も残されている。

白魔女一人を傍に置く事は、その国は守られ未来永劫の富と平和を手に入れるといわれていた。
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