思い出約束
どんな事があっても変わらないよね。



俊くんとも同じ。



あの日、約束した『私が側にいるよ』


あれは、小さいけど確かな約束。



「春花。」


そう言って俊くんは手を握ってくれた。


「へーんっ!お・俺達の方が、す・すごいもんねっ!!なぁ、沙良ちゃん?」

「えっ?…わっ!!」



海斗は沙良のほっぺにチュッとやった。


「ひゃ!!


人前でそうゆうのは、やめんかーい!!」



沙良は海斗をおもいっきり殴った。


顔を真っ赤にして。





私達の4人の関係はこれからも変わらない


ね?沙良、海斗。





俊くん…絶対に変わらない。


遠い思い出だけど、あの日誓った約束は―



永遠だから






―思い出約束―


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