思い出約束
「…これは?」


「谷原の転校した学校。」

そう言うと、大きくあくびをした。


「これっ隣の町の学校じゃないかしら?」


沙良はそうゆうと、続けて、


「確か、電車で10分ぐらいで着くと思うけど…。」


「なんだっ案外近いんじゃねーかっ!」


「そうね。来週の日曜日にでも行ってみましょ!ねっ春花?」


「えっあ・うん。」


私は、呆然とするしかできなかった。


だって…そこは、俊くんの両親が事故で亡くなった場所の近く。


今まで事故の事は、


本人が1番気にしてたことなのに。


なんで、またその近くで住むの?





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