思い出約束
第四章

新たな始まり

次の日



驚きのことを知った。




未来さんは…アメリカへ留学した。



そう―あのときの『じゃーね』は…未来さんが決意した証だったかもしれない。




突然のことでなにも飲み込めないでいたけど、未来さんを病院の中で見かけないことで、改めて実感がわいてきた。




「あっ!もしもし春花!?」

私のケータイがなり、沙良の声が聞こえた。



―沙良…


少し動揺する。



大丈夫…。



私達の友情はそんなんで、変わんない。



沙良に―本当のことを言おう!!
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