ガラスの靴を追いかけて…!?〈完〉


スマホのロックを解除するなり…LINEから幸谷のメッセージが表示された。


―――エントランスで待つ。



何?どーゆう事??昼間はあんな事いってきておいて今度は手のひら返したみたいに待つって……!!


その不可解な内容に私は松葉杖をついてエントランスへと向かうと幸谷がエントランスの壁にもたれながら待ち伏せしていた。


その脚線美に思わずドキッとときめいてしまって私は黙って幸谷の前にたつ。


「何??」


「今日も帰るのつきあってやる!!」

「なんで……??」


「自分で考えろ…!!俺に聞くな!!」


昼間織乃からいわれたように自分が中学生並みのやり取りをしていることに気づき口をつぐみあいつに寄り添いながらエントランスを歩き外へでた。




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