サリフウリ魔法学園と神の子
そう、世界1の貴族はまだ来ていない。


そして、来ても俺たちには分からない。なぜなら、一度も見たことがないからだ。


貴族の姿を。


噂によると、絶世の美少女らしいが。




ザワザワと周りがうるさくなった。


来たのか?



「ねー!来たんじゃないの?貴族様っ」



きゃ!と言いながら、ビシッと全員がその場に立つ。


しーんと誰も喋らなくなり、この部屋を沈黙と緊張が支配する。



ガチャ。



入ってきたのは……梓 麗華だった。
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