サリフウリ魔法学園と神の子
1.2.3のリズムで、実里に腕を引っ張られ、リズムを踏まされる。


実里に付いていきながら、華麗にリズムを踏む。


そんな私たちを見て、いろんな人達が踊り出してきた。


皆、幸せそうな顔をして踊る。



「麗華ちゃん」



名前を呼ばれ、振り返ると、にっこりと微笑む王妃様。



「お久しぶりです、王妃様」



軽く会釈して、微笑むと王妃様はむぅと頬を少し膨らました。



「もう、早苗Sanaeちゃんって呼んでくれないの?」



早苗王妃様に、初めてお会いし自己紹介をした時、私は早苗ちゃんと呼んだのだ。


これが、7~8の頃。そう無礼な呼び方にも関わらず王妃様は喜んで、そう呼びなさいと言ってくださったのだ。



「ここは、公の場なんですよ?早苗ちゃん!」



「まあ!呼んでくれたわ!やーんもう!可愛い〜」



ギュッと早苗ちゃんに抱きつかれ、実里から霊力が出されるが、さすが、早苗ちゃん。


はぁん?と機嫌の悪い、声を出すだけであの実里を黙らせた!!
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