ずっと好きでいたい… 〜出会い〜 (1話)

仲間というものは？…

がんといわれて、２週間がたった。
優雅のきずも、ほぼ治り、
もう少しで退院だそうだ。
『何書いてんの？』
『おぉ〜優雅っこれ？これはね じゃんっやりたいことノート！』
『なんだそれ？見せろよ！』
『えーヤダっ』
『はぁ？見せろよ！』
『ダメ〜』
小さくアッカンベーをした。
こんなに楽しいことがあるんだろうか。
起きたら優雅がいる
横を見たら優雅がいる。
こんな日々が当たり前となっていく。
幸せ者だ…
少しづつでいいけど
友達が欲しいな......
『優雅…』
雅美さんが、わたしと、喧嘩したあと
毎日のようにくるようになった。
まるで、家族
いや…家族なんだもんね
『もう、見舞いに来なくて......』
『そ〜だ！もうすぐ退院じゃん？新しい靴使ったの(ニコっ)』
優雅の言葉をかき消すように雅美さんは、話を変えた。
すごい…
『もう来なくていい。』
ひどい。
雅美さんをさける優雅......
この2人に何があったの？知りたい。
聞きたい。でも言えない。
雅美さんと、友達になりたい。
けど、友達が分らない。
優雅とはちょっと違う。
けど、雅美さんの、相談相手になりたい。