片恋シンデレラ~愛のない結婚は蜜の味~
「彰成様はその恰好で、展示会場に入られるのですか?」
「そうだ」
「伊集院様や冬也はキチンと着物を着ていましたよ。
本家の家元がそのような恰好では示しがつきませんよ」
「・・・冬也もうるさい嫁を持ったな」
彰成様も綺麗に整えられた眉がへの字に曲がる。
彼は私の言葉に嫌悪感を持った。
「・・・」
初対面で説教は出過ぎた真似をしたかもしれない・・・
「でも、俺知ってんだぜ。冬也の父親の奈都也様とお前の母親のコト」
「夏芽さん」
私達の元に小陽さんが駆け寄って来た。
「彰成・・・様」
「久し振りだな。小陽」
「お久しぶりです。彰成様」
「冬也の嫁と良く似た着物だったから、お前と間違えちまった」
「夏芽さん、落ち着きました?」
「え、あ・・・はい」
「じゃ受付席に戻りましょう」
「相変わらず、小陽は俺のコト無視するんだな」
「私は別に無視なんてしていません。彰成様貴方の方こそ・・・」
「お前の旦那の拓真も来ているようだな。花なんかには全く興味ねぇクセに。
俺が居るからか?」
「彰成様は関係ありません」
「まぁいい。俺もそろそろ、会場に戻らないと・・・」
彰成様は私達を置いてさっさと会場に戻ってしまった。
「そうだ」
「伊集院様や冬也はキチンと着物を着ていましたよ。
本家の家元がそのような恰好では示しがつきませんよ」
「・・・冬也もうるさい嫁を持ったな」
彰成様も綺麗に整えられた眉がへの字に曲がる。
彼は私の言葉に嫌悪感を持った。
「・・・」
初対面で説教は出過ぎた真似をしたかもしれない・・・
「でも、俺知ってんだぜ。冬也の父親の奈都也様とお前の母親のコト」
「夏芽さん」
私達の元に小陽さんが駆け寄って来た。
「彰成・・・様」
「久し振りだな。小陽」
「お久しぶりです。彰成様」
「冬也の嫁と良く似た着物だったから、お前と間違えちまった」
「夏芽さん、落ち着きました?」
「え、あ・・・はい」
「じゃ受付席に戻りましょう」
「相変わらず、小陽は俺のコト無視するんだな」
「私は別に無視なんてしていません。彰成様貴方の方こそ・・・」
「お前の旦那の拓真も来ているようだな。花なんかには全く興味ねぇクセに。
俺が居るからか?」
「彰成様は関係ありません」
「まぁいい。俺もそろそろ、会場に戻らないと・・・」
彰成様は私達を置いてさっさと会場に戻ってしまった。