片恋シンデレラ~愛のない結婚は蜜の味~
「冬也から連絡あった?」
「いいえ」
「俺、二人の仲を取り持つつもりはないから・・・」
「私だって他人の栗原さんを巻き込む気ありません」
「他人か…俺は夏芽さんの全てを冬也よりも早く知っていたのに、他人は寂しいなぁ」
栗原さんは温かい緑茶の入った湯呑みをお弁当の横に置いた。
「これは彰成様の京都の土産で貰った宇治茶」
「彰成様と平沢さんって友達でしたね」
栗原さんがソファに座って宇治茶を啜ろうととした途端、インターホンが鳴った。
コトンと湯呑みをテーブルに置いてモニターを確かめた。
「彰成様?」
「いいえ」
「俺、二人の仲を取り持つつもりはないから・・・」
「私だって他人の栗原さんを巻き込む気ありません」
「他人か…俺は夏芽さんの全てを冬也よりも早く知っていたのに、他人は寂しいなぁ」
栗原さんは温かい緑茶の入った湯呑みをお弁当の横に置いた。
「これは彰成様の京都の土産で貰った宇治茶」
「彰成様と平沢さんって友達でしたね」
栗原さんがソファに座って宇治茶を啜ろうととした途端、インターホンが鳴った。
コトンと湯呑みをテーブルに置いてモニターを確かめた。
「彰成様?」