ただの中学のときの後悔です
そんな俺は恋心が芽生え初めていた。クラスの合唱部の女の子だ。合唱ちゃんはクラスでも可愛くて頭もいいんだが、天然な発言が多かった。そういうとこに惚れたのかもしれない。最初は同じクラスのやつが合唱ちゃんのことを狙っててそいつのためにいろいろ合唱ちゃんと喋るうちに俺が惚れちまったってわけさ。合唱ちゃんと喋り始めたのは3学期になってからのほんの数週間だけだ。
もっと早く喋っておけば良かった。
クラス替えの時期がきた。俺とあいつはクラス替えが嫌だ、3年間このままがいいってよく言い合ってた。
でも仕方がない。
クラスは変わって、俺と合唱ちゃんは別のクラスになった。けっこうショックやったけど、あいつとは同じクラスになった。
回りは知らないやつばかりでみんなそわそわしていた。俺は同じ部活の奴らと最初は固まってて身体測定のときとかでいろんな人と仲良くなっていった。あいつは持ち前のアホで友達はできたみたいだ。部活も1年が入ってきたりいろんな事が新鮮だった。新しい友達もできた。5月になって、俺は携帯を買ってもらった。1年のときの男友達と部活仲間と連絡をとったり、1年のときの同じクラスの女子とも数人連絡を取った。その中に合唱ちゃんもいた。合唱ちゃんとの毎日の連絡のやりとりがすんげー楽しみだった。
 6月ぐらいになった。最近あいつの様子がおかしい。あまり喋ってくれないし、メガネからコンタクトに変わっていた。変に思ってたそのときあいつの友達から手紙をもらった。最初はどうせ何でもないような事だと思って部活に行ったが、家に帰る前に部室でそれを読んで驚いた。
好きです。
俺は告白されたのだ。
< 3 / 9 >

この作品をシェア

pagetop