ただの中学のときの後悔です
夏休みにはいり部活に集中してすっかりそいつを忘れてしまっていた。夏も終わりあの笑い声を聞いて学校が始まったと自覚した。2学期の席替えで初めてそいつのとなりの席になった。
「うわ、最悪やんけ」
なんて言ったけど、ちょっと嬉しかったのかな。移動教室のときだったのが毎日、毎時間、喋ってた。
ただの友達として。
 すんげー面白かった。部活よりもクラスのみんなとあいつがいる場所が好きだった。クラスのみんなでそいつの笑い声をいじったりしてた。
 席替えであいつと離れたけど、そんな気にしてなかった。そんな時にクラスのチャラい女子が「あんた好きなん?」って聞いてきた。いままでそんな風にあいつを見たことがないし、俺は「そんなわけないやん!あんなんのどこがええねん」て笑い飛ばした。するとチャラ子が「あんたにええこと教えたるわ。○○ちゃんがあんたのこと好きやで。」○○ちゃんはただのクラスメートだ。最初は冗談だと思ってたが、○○を見てたら明らかに様子がおかしかったし、いろんなアピールに気づいた。どうやらモテ期が来たみたいだ。
 
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