いつも隣に君がいた






実夏はそう言うけど、今日は気休めにもならない。








修司があんな冷たい顔するのは初めてだから、どうすればいいか分からない









「免疫がないんだもん〜」









私は空になった修司の席を見つめる。








前と後ろ、こんなに近いのに声すらかけられない








いつも近くて、遠いところにいるんだよね









「私が悪いんだけど........どうして恋愛って上手くばかりはいかないんだろうね」









修司にジャージを貸してもらった時は心臓が止まるんじゃないかってくらいに幸せだったのに









......その数分後には今の状態。










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