いつも隣に君がいた
その後修司はいつもの笑顔を浮かべて教室を出て行った。
実夏は「ほらね?」って得意げな表情を浮かべている。
帰り道、私の影がいつも通り楽しそうに弾みながら道に映し出されている。
そして、電車に乗り込み今日もまた自分自身にニヤけ注意報を発令する。
分かっているはずなのに、一日を思い返してはニヤニヤしてしまう。
昨日よりも鮮明に映る電車の窓の私に注意しながら、私はメッセージエンジェルのアプリを開く。
メッセージの相手はもちろん、カイ。
【____って感じに今日もいい日だった!】
今日の出来事を報告して、スマホを閉じる。