いつも隣に君がいた








朝、いつもの通り校門を入って、サッカー部の練習場の横を通って校舎に向かう。











サッカー部は相変わらず朝からハードな練習をしている。










通り過ぎる間際、チラッと練習を覗き見る。










もちろん、横目でね










立ち止まって見られるほど、私は可愛げのあるタイプじゃない。










見たいくせに、興味ないですよ〜って振りで通り過ぎる。










修司の場所はすぐに分かる。










だって毎日見てるから。










いつだってあの大勢の中で見てるのは修司だけ。










なんて、私、気持ち悪い......











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