いつも隣に君がいた
実夏が自分の席に戻ってから少しすると、廊下の方がガヤガヤし始めた。
これが、朝練を終えたみんなが教室に来る合図。
この集団にはサッカー部も混じっているわけで.....
「はよー」
今日もいつもの笑顔で修司が教室に入ってくる。
だんだん私の席に近づいてくるのが見えて、いつものこととはいえ、やっぱり今日もドキドキする。
意識しないなんて無理だ…
「春依、おはよ」
「お、おはよ」
余裕なさすぎな挨拶を返す。
修司の顔、全然見れない…