いつも隣に君がいた







「修司、朝練おつかれさま」






最後の方は、緊張で消え入りそうなほど小さな声になっていた。







ほかの人になら簡単に言える言葉でも、相手が『好きな人』になると途端に、変に意識して体が強張ってうまく言えなくなる。







でも、小さい声とはいえ、ちゃんと言えた。







修司の言葉を待っているほんのわずかな時間が、ものすごく長く感じる。







私は修司から視線を机に移して、待った。







だけど、修司の声はいくら待っても聞こえてこない。







…?





…もしかして、聞こえてない?







いつもすぐに返ってくる修司の反応が遅くて、不安になる。







もしかして、普段こんなこと言わないから変に思われた…?









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