いつも隣に君がいた







もう、サッカー嫌いになりそう......









私はそっと練習の輪から抜けて、体育館の入り口の階段に避難する。









ここはちょうどグラウンドからは死角になっている。









「疲れた.....」








体力的にというよりは、精神的に。









私は階段に座って空を仰ぐ。








グラウンドからは先生が何か言ってるのが微かに聞こえる。









「何してんだよ、サボり」








そんな声と共に視界が真っ暗になる。









「な、何!?」









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