Blue Moon

｢今度、乗る時は俺のに乗ってね！」


｢う、うん！」


その今度が私は怖いよ（笑）


そんな話をしてる間に学校が見えてきた

ゆっくりと駐輪場に止まるバイク


｢や、やっと着いた...」


｢おい。降りるから手、離せ。」


私の手はガッチリと修斗さんの腰を掴んでいた


｢ご、ごめんなさいっ...！」


パッと手を離すと降りて私のヘルメットを外す


｢ありがとうございます」


あ、あれ？

これどうやって降りるんだっけ


大きなバイクは私の足は届かなくて降りられない。


｢あ、あの...」


目の前にいる修斗さんに助けを求める


｢何だ。」


｢降りれないんです...」


はぁー...っと溜息をつく修斗さん

飽きれられた！！


｢え.....」



修斗さんは私の脇の下に手を入れて、ひょいっと持ち上げて地面に降ろす


｢あーーー！！
今。修斗、月海ちゃんのこと抱っこしただろ！！」


物凄い速さで走ってくる瑞希くん