Blue Moon
「月海ちゃんさえ良かったらやねんけど
俺のとこで暮らさんか?」

少し微笑みながら私に聞いてくる黒崎さん。

「でも、皆さんのお邪魔になっちゃうし...。」

こんないい人たちに迷惑はかけられないよ

「ええねんええねん。
てか、俺がそうしたいねん
だから、な?」

「不束者ですがよろしくお願いします。」

ぺこっと頭を下げる。

「よし!
決まりや、ええやろ?秋。」

「若さえ良ければ私は良いですよ。」

「そうと決まればまずは飯や飯!
秋、準備たのむわ」

「かしこまりました。」

そう言った秋さんは部屋を出ていく。
しばらくの間、沈黙が続く

なんだかいきなり二人きりになると緊張してしまう。

何故だか黒崎さんはさっきまでのおちゃらけた雰囲気はなくなって真剣に私を見ている



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