あなたの背中に恋してる~奥手な男子の攻略法~


私は、絵梨に背中を押されて、志賀くんとこに帰る事にした。

結局絵梨んとこに買ってった食料は、全部置いてきたから、志賀くんと二人分のお総菜とご飯を買ってきた。


それにしても…
小野くんの話のは、本当だろうか?


志賀くんは、私の事を嫌ったのではなく、私の事好きだから、手を出さなかった?


どうして?

志賀くんがそんなことする理由が分からないけど。


考え事をしながら歩いていたら、家の前まで来ていた。家の明かりがついてないし。志賀くんの部屋も、電気がついてない。

志賀くん出かけたのかな。

鍵を開けて、真っ暗な家の中に入る。



「志賀くん?いないの?」
声をかけて、部屋に入る。


そして、リビングの明かりをつけて驚いた。

志賀くんが、真っ暗な部屋で、ソファに座ってじっとしてる。

私は、荷物を置いて志賀くんに駆け寄った。


「何してるの?」



「友芽がいなくなった…」


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