光が眩しいから
「わりーおそくなった。」
「遅いよー。」

春樹はいつもの時間より、30分遅れて部室にやってきた。

「何してたんだよ。」
「まぁまぁ
とりあえずコレをききなさいな。」

春樹は一枚のCDをカバンから取り出して、部室の隅にあるCDデッキに入れた。
その時は、また新しいCDでも買ってきたのかと思った。
でも、流れ始めたメロディーは、ギター一本の雑音交じりのものだった。
そのメロディーは鳥肌が立つくらい、俺の心に響き渡った。



「これ・・・
もしかして・・・
春樹が作ったのか?」
「さすが啓。
ご名答だよ。
そろそろオリジナルやってみないか?」
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