ルームシェア
結に呼ばれ重たい腰を上げた凌介さん。私は彼がキッチンに向かう姿を見ながらほっとため息を吐いた。
リビングを見渡せばもう綺麗に片付いる。キッチンだってお風呂場だって、もう全て生活が出来るように整っている。
先に引っ越して来た結がやっといてくれたのだが、本当にそれは助かる。部屋の他にも……なんて考えたら本当ぞっとした。
もしかしたら結は凌介さんと一緒に未来を想像しながら準備したのかな?なんてそんな事を考えると頬も自然と緩む。
「お茶、入ったから棗も座りなよ」
キッチンからお盆を手にした結が現れ、それをソファーの前のテーブルに置く。その後ろには凌介さんがいて結の隣に腰を下ろした。
やっぱり仲良しさんだよな。本当ラブラブって感じ。
私なんかと住むより、凌介さんと結が一緒に住んだ方がいいんじゃあないかな?なんかとっても居心地が悪いんだけど。
「……」
結の淹れてくれたお茶を一口口にする。
私の目の前に座る二人の雰囲気はかなり甘くて、本当に私は邪魔者だ。