【完】ふたご姉妹×ふたごのイケメン兄弟のめちゃ甘♡溺愛関係!
「行くぞ」
ナツくんは私の手を引くとすぐに、その場から連れ去るように歩き出す。
そして少し離れたところでいきなり立ち止まった。
「はぁ…。焦った。
お前な、一人でどっか行ったら危ねぇから」
呆れたように言われる。
「ご、ごめんね…。
あの人達のボールが飛んできたから拾ってあげたの。そしたら…」
「男のは拾わなくていいから」
「えっ…」
「あーいうのには親切にしなくていい」
…ぶすっとした顔で説教されてしまった。
そうだよね。心配かけちゃったよね。
わざわざ助けに来てくれたんだもん。
「……はい。
ごめんなさい…」
「つーかもう離れんな。
ただでさえお前今そんなカッコしてんのに」