それでも君を愛せて良かった
(これが女性の身体なんだ…)
「……綺麗になったよ、ファビエンヌ……」
僕は洗濯したての母さんのドレスをファビエンヌの素肌に着せた。
僕がしたことに彼女はどう感じているだろうか?
怒っていないだろうか?
僕はそんな不安を胸に恐る恐る彼女の顔をのぞいた。
彼女は少し恥ずかしそうだけど、とても嬉しそうな顔をしていて、僕はそのことでほっと安堵した。
だけど、その途端、別の衝動が僕を襲った。
彼女が怒っていないことを知ると、僕の理性はどこかへ吹き飛び、僕は彼女の唇に自分の唇をそっと重ねていた。
固くてひんやりと冷たい唇が、火照った僕にはとても心地良く…
僕の初めての接吻は、友達から聞いていたものとも想像していたものとも違っていたけど、僕はとても幸せだった。
ファビエンヌの身体を抱き寄せ、僕は彼女の名前を心の中で何度も呼びながら、彼女と長い間唇を重ね続けた。
そうするうちに、彼女の唇は温かく柔らかな感触に変わって行く。
(そうだ…毎日、僕がこうしてキスをしていたら、ファビエンヌは温かくなれる。)
僕はまるで御伽噺の王子様にでもなったような気分だった。
いつか、彼女にかかった呪いが解けて、人間に戻るような…
そんな妄想を思い描いては心躍らせた。
「……綺麗になったよ、ファビエンヌ……」
僕は洗濯したての母さんのドレスをファビエンヌの素肌に着せた。
僕がしたことに彼女はどう感じているだろうか?
怒っていないだろうか?
僕はそんな不安を胸に恐る恐る彼女の顔をのぞいた。
彼女は少し恥ずかしそうだけど、とても嬉しそうな顔をしていて、僕はそのことでほっと安堵した。
だけど、その途端、別の衝動が僕を襲った。
彼女が怒っていないことを知ると、僕の理性はどこかへ吹き飛び、僕は彼女の唇に自分の唇をそっと重ねていた。
固くてひんやりと冷たい唇が、火照った僕にはとても心地良く…
僕の初めての接吻は、友達から聞いていたものとも想像していたものとも違っていたけど、僕はとても幸せだった。
ファビエンヌの身体を抱き寄せ、僕は彼女の名前を心の中で何度も呼びながら、彼女と長い間唇を重ね続けた。
そうするうちに、彼女の唇は温かく柔らかな感触に変わって行く。
(そうだ…毎日、僕がこうしてキスをしていたら、ファビエンヌは温かくなれる。)
僕はまるで御伽噺の王子様にでもなったような気分だった。
いつか、彼女にかかった呪いが解けて、人間に戻るような…
そんな妄想を思い描いては心躍らせた。