それでも君を愛せて良かった
*
「よぅ、アベル!
元気にしてたか?」
洗濯物を干している時、背中から聞き覚えのある声がかけられた。
「に、兄さん!
突然、どうしたの!?」
「あぁ…ちょっとな。
父さんはいるか?」
「う…うん。父さんなら作業場に…」
唐突に現れた兄さんは、少し眩しく感じる程、垢抜けてかっこよく見えた。
兄さんは都会の町に行って以来、ほとんどここへ帰って来ることはなかった。
確か、一度か二度帰って来ただけだったと思う。
僕や父さんの誕生日やクリスマスにはカードを送って来たりはしていたけれど、手紙も滅多に来ることはなかった。
「ケイン、ケインじゃないか!
一体、どうしたんだ!」
「なんだなんだ、父さんもアベルも。
ここは俺の育った家だぜ。
そんなに驚く事はないだろ?」
「そんなこと言ったっておまえ…
もうここ何年も顔を出さなかったじゃないか。
なにかあったのか?」
「……まぁな。」
「よぅ、アベル!
元気にしてたか?」
洗濯物を干している時、背中から聞き覚えのある声がかけられた。
「に、兄さん!
突然、どうしたの!?」
「あぁ…ちょっとな。
父さんはいるか?」
「う…うん。父さんなら作業場に…」
唐突に現れた兄さんは、少し眩しく感じる程、垢抜けてかっこよく見えた。
兄さんは都会の町に行って以来、ほとんどここへ帰って来ることはなかった。
確か、一度か二度帰って来ただけだったと思う。
僕や父さんの誕生日やクリスマスにはカードを送って来たりはしていたけれど、手紙も滅多に来ることはなかった。
「ケイン、ケインじゃないか!
一体、どうしたんだ!」
「なんだなんだ、父さんもアベルも。
ここは俺の育った家だぜ。
そんなに驚く事はないだろ?」
「そんなこと言ったっておまえ…
もうここ何年も顔を出さなかったじゃないか。
なにかあったのか?」
「……まぁな。」