それでも君を愛せて良かった
*
「じゃあ、行って来る。
夕食は、多分、友達の家で食べて来るからいらないからな。」
「わかったよ。行ってらっしゃい。」
兄さんは、昼食後、友達の家に出掛けて行った。
夕食はいらないということだから、帰りも遅くなるのかもしれない。
どうせなら酔いつぶれて帰って来て、そのまま眠り込んでくれれば良いのだけど…
「アベル…おかしなことを聞くようだが…」
「何、父さん?」
「……おまえは私に隠し事はあるか?」
「隠し事……?
そ、そんなものはないよ。」
僕がそう答えると、父さんはじっと僕の顔をみつめてた。
「アベル…私は、話しにくい父親か?
信頼出来ないか?」
「そ、そんなこと、ないよ。
父さん、突然、どうかしたの?
なにかあったの?」
「いや……なんでもない。」
父さんはそう言ったっきり、また黙々と仕事に取りかかった。
父さんは、何を言おうとしたんだろう?
まさか、ファビエンヌのことがバレた?
いや、そんなことはない。
僕はいつも父さんが眠ったのを確認してから出て行ってるし、もしも、父さんがファビエンヌのことを知ったら、黙ってる筈はない。
他に思い当たることもないけど…
兄さんが、なにか言ったんだろうか?
言ったとしたら、一体何を…?
僕はなんともいえない不安な気持ちを感じながらも、それを隠して、仕事に取りかかった。
「じゃあ、行って来る。
夕食は、多分、友達の家で食べて来るからいらないからな。」
「わかったよ。行ってらっしゃい。」
兄さんは、昼食後、友達の家に出掛けて行った。
夕食はいらないということだから、帰りも遅くなるのかもしれない。
どうせなら酔いつぶれて帰って来て、そのまま眠り込んでくれれば良いのだけど…
「アベル…おかしなことを聞くようだが…」
「何、父さん?」
「……おまえは私に隠し事はあるか?」
「隠し事……?
そ、そんなものはないよ。」
僕がそう答えると、父さんはじっと僕の顔をみつめてた。
「アベル…私は、話しにくい父親か?
信頼出来ないか?」
「そ、そんなこと、ないよ。
父さん、突然、どうかしたの?
なにかあったの?」
「いや……なんでもない。」
父さんはそう言ったっきり、また黙々と仕事に取りかかった。
父さんは、何を言おうとしたんだろう?
まさか、ファビエンヌのことがバレた?
いや、そんなことはない。
僕はいつも父さんが眠ったのを確認してから出て行ってるし、もしも、父さんがファビエンヌのことを知ったら、黙ってる筈はない。
他に思い当たることもないけど…
兄さんが、なにか言ったんだろうか?
言ったとしたら、一体何を…?
僕はなんともいえない不安な気持ちを感じながらも、それを隠して、仕事に取りかかった。