上司がキス魔で困ります

 仕事ができる音羽課長のこの言葉に全身が熱くなる。

 この人めっちゃ応用してきそう!
 だからそういうこと全然覚えておかなくていいです、今すぐ忘れてー!!!


「首が細いな。白くて」


 横を向いてプルプルしている私をよそに、音羽課長はどこか楽しげに私をじっくり観察し、それどころか触ってくるからタチが悪い。

 課長の指が私の首からうなじへと移動して、スリスリしてくるから、その度にビクビクと体が震えてしまう。


「これはいけない気分になるな。楽しい」
「たっ、楽しまないで、くださいっ……」
「そんな涙目で言われたら余計」
「ううっ……」


 前々からなんとなくわかってたけど、無自覚天然ドエスだな、課長って!


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