ヒトリボッチ

第3話

カチャッ…




只今の時刻、昼12:00玲はある人物を呼び出した




玲『相変わらずおっそい』




カランカラン…




玲『ここよ』




玲が呼び出した人物とは大阪府警の刑事である
笹倉魁利(25)だ魁利と玲は年の離れた幼なじみで
魁利にとって、玲は初恋の人…初恋は今でも継続中




魁『玲が外に出てるなんて驚いた』




玲『最近は、外に出るようになった』




魁『だったら、いつでも呼び出してくれて良かったのに』




玲『それは、無理やな…魁利も忙しいやん?』




魁『そんな事ないよ』




玲『無理してへん?』




魁『大丈夫大丈夫』




玲『そっ…』




玲は腑に落ちてないが魁利にしたら本当に大丈夫なのだ
先程も、大きな事件を抱えてるのに玲に呼び出されると
それを、ほっぽりなげて来るくらいなのだ
それ程、玲の存在は魁利からすると大きいのだ
良く恋は盲目…恋をすると周りが見えなくなると言ったものだ




魁『それで、話って』




玲『”復讐サイト”って知ってる?』




魁『あぁ、深夜2:00にアクセス出来るって言う』




玲『あれ、本当にアクセス出来たんだよね』




魁『え、え!?』




玲『深夜2:00に』




魁『で、でも、なんで急に』




魁利の顔が青白くなる…顔面蒼白と言うやつだ
玲はしまったと後悔した…魁利は昔からこの手の話は
苦手で作り物だとどれだけ説明してもお化け屋敷で泣きわめく程




玲『お、落ち着け…別にほらーとかじゃないから』




魁『ホラーじゃなかったら何なんだよ…ッ』




玲『(や、やばい)あの、サイト運営してるのは生身の人間だ』




魁『人間…?』




続く⇒
< 4 / 4 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:0

この作品の感想を3つまで選択できます。

この作家の他の作品

公開作品はありません

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品をシェア

pagetop