四国周遊紀
坊っちゃん電車には乗っておりません

飛行機の外は…


飛行機の車輪が地面を走る音が聞こえる。アナウンスで、シートベルトのランプが消えるまでは席を立たないように、と言われ大人しくその時を待つ。

機体がが完全に止まり、シートベルトのランプが消えると、皆一斉に動き出した。上の棚から荷物を取り出していき、前が進むのに合わせて歩いていく。出口には客室乗務員の方々がいて、ありがとうございました、とか、行ってらっしゃいませ、とか言われ見送られた。

キャリーバッグを引きながら、エレベーターで下の階に下りていく。見送りの人やら迎えの人が椅子に座ったり、立ったままでめいめい過ごしていた。

そんな中、一人椅子に座ると、某旅行雑誌を取り出してこれから行く順番を確認した。おおよそ確認し終えると、まずは市内に向かうために、バスを探す。

行き先の書かれている紙を見ながら歩き、バス乗り場を発見。が、まだバスが来ていなかったため、しばらく室内で待つことにした。…飛行機が着陸するときから雨は降り続いていた。濡れたくなかったのであった。

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