いちご飴。
本屋さん会いたくて


そんなこと言えるわけがない


なんて言っていいかわからない


「ど、どうしてここにいるの。」


これが私の精一杯だった


「迎えにきたんだよ」


そう答えた本屋さんの顔は本屋さんの腕で隠れていたけど


いちごみたいに赤くて


あぁ本当にこの人は眼鏡が似合うなと


改めて思った
< 25 / 40 >

この作品をシェア

pagetop