俺様同居人とヒミツの関係!?
 
「ん? バッド?」


野球もしない俺がバッド?

スマホでバッドを照らす。すると、そこには――


『いざとなったらこれで彩音を守ってね』


という、彩音の両親の伝言らしきものがバッドに直接書かれてあった。

そのほかにも、よくよく見てみると、催涙スプレーだとか防犯ブザーだとかが一式置いてあった。


「ベッドは用意してあるからって、そういうことだったのか」


東条の両親は東条のことを、本当に俺に託しているらしい。
 
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