俺様同居人とヒミツの関係!?
「じゃあ、いくぜ」
手にはバッドとスマホ、首には防犯ブザー。早とちりでブザーを鳴らしてしまうと、マンションだととんでもないことになるので、慎重にピンを引くとする。
「(まず東条の部屋に行くか)」
あいつに何かないための防犯グッズだ。
一番に、東条の所へ行こう。
抜き足差し足で東条の部屋に近づく。この家の廊下は、灯りが消えても、微弱なLEDが天井に等間隔で並んでいる。
俺はスマホの灯りを消して、そのLEDのみを頼りに、東条の部屋までたどり着き、ドアノブを握った。