ゴミ少女【短編ホラー】
「少し休んでから、行きましょう」


俺は度の入ってない眼鏡をはずし、ネクタイを緩めた。


「休むって…」


雪菜の表情が、不安と恐怖で曇る。



俺は彼女の膝に手をかけた。



「必ずモデルにしてあげますよ…」


膝から太ももへとすべらせる。



「や、やめて下さい!」


手を押し返そうとする。



「モデルになりたいんでしょう?」


にらむように俺を見つめながらも、唇を噛みしめている。



夢のためなら、ちょっとぐらい我慢できるだろ?



身を硬くし必死に耐える姿が、俺をよりその気にさせる。



「フフ…かわいいですよ」


制服のスカートの中に手を進め、

下着をつかんだ。



「イヤッ!!!」



俺を突き放し、彼女は逃げようと体を強く引いた。



その瞬間、車のドアが開き、視界から彼女の上半身が消えた。




ゴン…
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