ふぇありー☆どろっぷ!
『なんだってそうだよ?学校も勉強も……家族もね』
はじめのうちは気のせいかと思っていた。
でも違う。今度のははっきり聞こえた間違いない。
しかし何故だろう……声だけが聞こえて全く姿が見えないものだから気味が悪い。
さらにこの駅が小さな無人駅というちょっとしたホラー要素も混ざっているからなおさらだ。
『だ、だめです!だめですぅ!私達のことが見えてない人に声なんかかけてはいけません!』
『だぁいじょうぶにゃっ!どうせ聞こえてないにゃ』
新たに2つ(なんと数えればいいのか…?)の声が加わる。
んんんん………やっぱり今日のところは帰った方が良さそうだ。
私は再びマフラーに顔を埋めると速足に駅舎から立ち去る。