夜まで待てない



✱✱✱


「真城、私にも一口頂戴!」


「日菜子は可愛いな。あーん!」


私は今、日菜子と白崎先輩とランチに来ている。


食欲がない二人はデザートを頼んだが、二人して私の目の前でイチャイチャしている。


人間不思議なもので三日も過ぎれば慣れるのである。


「そう言えば優子って今日は同窓会なんでしょ?」


「うん…」


「どうしたの?何で元気ないのよ?
菜々子ちゃんと一緒に行くんでしょ?
皆とも久しぶりに会えるって楽しみにしてたよね?」


「楽しみだよ勿論…」


あれから美波の事は気にしないように何日か普通に過ごして来たけど、同窓会の日になると気になって仕方がない。


何でこんなにも気になるのかわかんないけど。


「もしかして羽月くんの元カノが来るんじゃないかって心配だったり?」


一瞬、ドキッとした。
何故、日菜子はこんなにも感がいいのだろうか?


「そんなの心配なんてするわけ無いでしょ?」


平常心を保って私は言った。


「ほぉー、じゃあもし羽月くんが元カノに誘われて付き合う事になっても何とも思わないの?元カノだけじゃなく羽月くんってモテるだろうし同級生で狙う人が居るかもよ?」


「それは私が決める事じゃないし…
借りに羽月が元カノとまた付き合う事になったらそれはそれで応援するよ。」


そう言ってしまったが自分でもそんな事まで考えてなかったから何て答えていいか分からなかった。


「もう優子は素直じゃないな!気付いた時には遅かったって事になるかもしれないよ?
もう一度ゆっくり考えてみたら?羽月くんを優子はどう思ってるか。
酔ってても好きだって言ってくれるのはどんな時でも優子を想ってるって事じゃない?
幼馴染だからとか関係なく一人の男として考えたら答は出るはずだよ!」


「そうだよ優子ちゃん!あんなに優子ちゃんを思ってくれてるんだし後悔だけはしないようにね?」


二人にそう言われても自分の気持ちは分からないし…




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