女神の祝福
ブレザーで仔犬の口元を拭きながら病院に走った。


後ろには男の子がついてきている。


ガラッ。


「先生!この子を見て下さい!」


ドアを開けるとちょうど先生がいて思わず叫んだ。


「こっちに連れてきて!」


治療台に乗せると先生は心音を聞いた。


「すごく弱ってる。治療するから待ってて」


「治療の仕方は分かるので手伝いますっ」


「分かった。お願い」


先生の指示する器具をテキパキと渡した。
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