第二部 母と妻と女の狭間で・・・ 留学時代編
 お昼休みにカフェに行くと、先にあさひ達
が来ていて、相変わらず日本人はあさひ1人。

 あとは、いろんな国の留学生達だった。
あさひが私を見つけると、軽く手を上げ、
声を出さずに、「ハイ!」って感じで
ウィンクで挨拶「パチン」

 それを見逃さなかった寧子がさっそく、

「おや、奥さん、アツいね」
 ピンクなニヤケ顔で、私をツンツン。
2人のやり取りに気がついたミチ達が、
怪訝な顔をしてるのもお構いなしで、
寧子は、ニヤニヤ。

 「どしたの?」

 ミチが聞いてきたけど、

「何でもないから」

 男子は、このテの話題には、異常に敏感で、
なんかエロい事だって確信してたみたいで、
もう、しつこくって。

 カフェにいる間中ずっと、「なに?、
なんだよー」って、ほんとにしつこい。

 気が付くと、エロオヤジが二人になって、
代わる代わる、聞いてくる。

 なんだか、二人とも、意味のない自信が
あるようで、うざ!

 そんな私達を遠くで見ていたあさひが、
クスクス笑っていたのが印象的。

〈やっぱり、笑顔が可愛い〉

 その、あさひの笑顔が見られたこと
だけは、うざい2人の攻撃の中に、一瞬、
鮮やかな、グリーンミントの香りを見せて
くれた。

 実際まだしてないんだから、2人は無視。
2人の自信はどこから来るのだろう?

 そんな事をしているうちに、午後の授業
の時間になった。
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