第二部 母と妻と女の狭間で・・・ 留学時代編
 でも、今あさひから聞いた話をみんなに
すると、

「ま、とりあえず行こう!」

 だよね。
みんなでぞろぞろ歩いて行くと、案の定
アパートの前にヤマさんの車はなくて、
部屋野中は暗かった。

「どうする?やっぱりいないね。
図書館行っとく?」

 私がみんなに言うと、
ミチが、

「いいよ、部屋で待ってようよ」

 まあ、それでも良いんだけど、部屋の
ほんとの持ち主は、あさひとヤマさん
だから、できれば中で待つのは避けた
かったんだけど、一応私も住み始めたんだ
し、それでも良いかと思ったから、
とりあず、部屋で待つことにした。

 って言っても、すでに夕方5時を回った
所だから、そんなに時間かからないで、
帰ってくるよね?

 鍵でドアを開けると、なんだか綺麗に
片付いている。

 きっと、これも琴乃さんがやってくれた
んだよね。
 
 リビングに入るとミチがいきなり、
ヤマさん達のベッドルームの扉を開けて、
中に入っていった。

 「ちょっとミチ、何してんの!」

 普通、どこの家に行っても、リビングに
通された後、そこに留まらずに、いきなり
プライベートなベッドルームを見に行かな
いよね?

「いや、どんな風になってるのかと思って」

「それにしたって、私達だってヤマさんと
琴乃さんの部屋に勝手に入らないのに、
2人がいないことをいないからって、入っ
ちゃダメでしょ?」
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