第二部 母と妻と女の狭間で・・・ 留学時代編
 私が、部屋に入った頃には、もう、2時
近く。

 あさひに、「遅くなっちゃったね」って
声をかけても、返事がない。

 あれ?って思って、あさひの顔を覗き込
むと、あっという間に寝てた。

「!!!」

 昨日まで、あんなに盛り上がっていたのに、
今日もなし。

 こういうのはタイミングが大事だけど、
それにしても、うまくいかないなー。

 そっと、あさひにkissしたら、あさひ
が、急に「ニコ」って笑ったから、
すっごくびっくり。

 思わず起きてるのかと思って、もっかい、
顔を近づけて確かめたら、確かに寝てる。

 どんな夢を見てるのかすっごく気になる
けど、あさひの夢は見られないもんね。

 あさひが確かに寝てるのわかったから、
ベッドに入る。

 でも、昨日の隣の事が頭に浮かんで、
なかなか眠れない。

 それにしても、ほんとにおしとやかで、
「大人の女」って感じの琴乃さんが、あん
なに大胆なんて、今も信じられない!

 寝ようと思って目をつぶると、つい隣の
部屋のことが気になって、気が付くと呼吸を
忘れてる。

「はぁ~」

 呼吸を忘れるなんて、自分でも笑っ
ちゃう。
 
 それでも、10分か20分位したら、
眠くなって、うとうと。

 あさひはいびきもかかないし、寝相も
良くて、ほとんど動かない。

 息してるか、心配になるくらい。
 
 だから、1度あさひが寝ちゃうと、同じ
ベッドで寝てても全然気にならない。
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