君がいない明日。
頭の中は遥乃でいっぱいだった。


それ以外考えられることなんてなかった。

どうしよう。どうしたら。

泣きそうだった遥乃のことを笑顔にできる

考えても考えても思いつかなくて、

私だって遥乃の居られなくなるのはいやだ。

だからといっていかないでって言うのは
逆に傷つけてしまうかもしれない。


でも、逃げる選択肢はない。
面と向かって、思ってることを伝えなきゃいけないんだ。


そしたらきっと遥乃もわかってくれる。

今1番大変なのは遥乃に違いなくて。
助けになりたいって思ってるのも
嘘じゃない。

だからね、私今日ありがとうって
たくさん言うから。


3人でいた記憶。
大切な記憶。
大好きな記憶。







会えなくなるわけじゃない。
またねって言える日まで

私は泣かないから。

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