私は、エレベーターで恋に落ちる
「それだったら……上の階のレストラン予約して。今からでも……」
言い終わらないうちに、携帯を取り出したと思うとすぐに番号を打ち込んでる。
「ちょっと待って」
私は、彼が携帯を耳に当てようとしてるのを止めた。
私が止めたので、驚いてるみたいだ。
上の階のレストラン?
そう聞いたら、普通は断らない。
「どうして?食事するんだろう?ああ、そっか。ごめん、君が何を食べたいのか聞いてなかったっけ」
と言って、彼は一旦、ダイヤルするのを止めた。
「どうかしたのか?」
そして、様子をうかがうように、私の目を見つめてくる。
お互いの視線が絡み合って、交わる。
この唇とキスしたんだ。
そう思うと体が熱くなる。
「予約しなくていいところにして下さい。もし、そんな高級店に行ったら、ずっと思い出しますから」
彼が笑って言う。
「だから、思い出させるために、記念になるようなところの方がいい。ずっと忘れないためにね。
下のレストランなんてダメだ。君だってそんなのしょっちゅう行ってるだろう?」
彼は、私がまだ遠慮して、そう言ってるのだと信じてるみたいだった。
さっきから、私の表情を気にしてる。
「そのほうがいいんです。そういう店だったら、想い出って何度も書き換えられるじゃないですか」
「そっか。いいよ。君がそういうなら、そうしよう」
言い終わらないうちに、携帯を取り出したと思うとすぐに番号を打ち込んでる。
「ちょっと待って」
私は、彼が携帯を耳に当てようとしてるのを止めた。
私が止めたので、驚いてるみたいだ。
上の階のレストラン?
そう聞いたら、普通は断らない。
「どうして?食事するんだろう?ああ、そっか。ごめん、君が何を食べたいのか聞いてなかったっけ」
と言って、彼は一旦、ダイヤルするのを止めた。
「どうかしたのか?」
そして、様子をうかがうように、私の目を見つめてくる。
お互いの視線が絡み合って、交わる。
この唇とキスしたんだ。
そう思うと体が熱くなる。
「予約しなくていいところにして下さい。もし、そんな高級店に行ったら、ずっと思い出しますから」
彼が笑って言う。
「だから、思い出させるために、記念になるようなところの方がいい。ずっと忘れないためにね。
下のレストランなんてダメだ。君だってそんなのしょっちゅう行ってるだろう?」
彼は、私がまだ遠慮して、そう言ってるのだと信じてるみたいだった。
さっきから、私の表情を気にしてる。
「そのほうがいいんです。そういう店だったら、想い出って何度も書き換えられるじゃないですか」
「そっか。いいよ。君がそういうなら、そうしよう」