君を照らす光
*Prolog*

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時は江戸。幕末。
文久3年。


「忍頼〜。局長が呼んでいるぞ〜」

「…わかった。今行く。」

______________*

-スッ

「失礼します。」

「おぉ、来たか。忍頼。」

「…なにか御用ですか。」

「単刀直入にいうぞ。
新選組に間者として調査してこい。

ここ最近、新選組が変な動きをしててな...。

忍頼も小さい頃からここに住まわしてもらってる恩返しだと思って、しっかり情報をもってくるんだぞ。

まぁ、お前なら失敗しないか...。」


住まわしてもらってる...?

…よく言うよ。

でも....この時を待っていた。
やっと...

「わかりました。では……

さようなら。局長。」

-ザシュッ

月光が照らす
1人の少女の不敵な笑み...。

「貴様の死は最初から決まっていた。
この世界は......
みんな運命という名の鎖で縛られているのだから.....。」


さぁ、復讐の始まりだ...。


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