さよならの見つけ方 第2章 *絶対温度*
「カンナ、着替えどこ?」
「…更衣室」
「オレ、入れないじゃん」
「ごめん、誰かに取ってきてもらって」
私がそう言うと、クリスは小さくため息をついた。
「じゃ、そろそろ授業戻ります。
HRが終わったらこいつの荷物持って迎えに来ます」
「お願いね。
じゃ、あなたはまだしばらく横になっててちょうだい。
水、いる?」
「大丈夫です…」
静かにドアが閉まり、運動靴の足音が小走りで遠ざかっていくのが分かる。
体がだるくて、思考回路が上手く働いてくれない。