さよならの見つけ方 第2章 *絶対温度*
HR終了のチャイムの後、クリスはすぐにやってきた。
私の制服が入った袋をベッドに置くと、着替え終わるまで黙って外で待っていてくれた。
私の鞄をひょいと抱えると、「帰ろう」とだけ一言、ぶっきらぼうに言い放つ。
「待って。
鞄くらい、持てるよ」
「いいよ、また倒れられたりしたらイヤだし」
「いいって」
「いやだ」
「…うーん、
じゃ、今日だけお願い」
「はいはい」