さよならの見つけ方 第2章 *絶対温度*
言ってもいいのかなと、少しだけためらったけれどクリスがすぐに続ける。
「オレも多分、同じだと思う。
チャドの夢ばかり毎日見る」
「そっか…」
やっぱり。
やっぱりクリスもそっか。
チャドの存在は私たちにとってあんまり大きすぎたから、あんまり自然に一緒にいすぎたから、
現実についていけない心が、辛い別れを認めたくない心が、
毎夜毎夜、まぶたの裏のスクリーンにチャドの姿を映し出すんだ。