恋に目覚めたシンデレラ


沙織が行ってしまい立ちっぱなしだと疲れると。
辺りを見回してビリヤードの台やダーツが置かれた隅にちょっとした座れる場所があるのを見つける。
そこに座って待つことにした。


人が居なくてポツンと座っていると眠くなって来てしまいそう。
ビリヤードやダーツをやる人はいない。
暇潰しにダーツでもと思ったけど狙った所とは違う場所に刺さりそうだから止めた。
ビリヤードはルールとか難しそう。
そもそもビリヤードって一人でやるものだっけ?


「葵さん」


肩を揺すぶられ眠ってしまった事に気づく。
目を開け見上げれば滉さんは呆れた顔をしていた。


「お話しは終わったんですか?」


「終わりました。お話しというよりは挨拶をしてきたのですが」


「挨拶?でも、さっきの課長の様子だとかなり重要な話しをするみたいな感じでしたよ」


「ずっとここで待っていてくれたんですか?」


「滉さんが待っていてほしいと言ったから」


「そうでしたね。退屈な思いをさせてしまいました」





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