恋に目覚めたシンデレラ
ハッと飛び起きる。
私あのまま寝てしまったんだ。
今何時だろう……ベッドのすみに転がっていたスマホで時間を確認すると夜中の1時半を過ぎていた。
やっちゃった。
あっ……洗濯物干さないと。
多分、晃さんはもう寝ちゃってるよね。
音を立てないようにそっと階段を降りて……多少は音が出てしまったけど。
バスルームに行くと電気が付いていて中からシャワーの音がしていた。
晃さん?
起きてたんだ。
かごは……
小野寺さんに教えてもらった場所にかごはあった。
晃さんが中から出てくる前に行かないと。
洗濯機の中から洗濯物をかごに移し終えた時はまだシャワーの音がしていたから大丈夫だと思ったのにいきなり扉の開く音に焦った。
「葵さん?」
葵がいるとは思ってなかったのだろう。
驚いたような顔をした滉の動きは止まる。
濡れた髪から雫が首筋を辿って思わず身体に目がいってしまった。
今、晃さんは裸……。
きゃあー!!
晃さんの裸体をガン見していた事に気付いて目をそらした。
「ご、ごめんなさい!わたしは……ただ洗濯物を取りに来ただけなんです。あのっ、失礼します」