現実主義者の美人

急いで玄関に出迎えに行く

「お帰りなさいませ

お邪魔しています」

そんな私に理久さんはクスリと笑って

「そんな堅くならないでください

今日から一緒に住むんですから」

と言った

はい。

フワッ

えっ?

体が何かに包まれる

少ししてやっと理解できた

理久さんが私を抱き締めたのだと

理久さんは私の頭を優しく抱き締め

「ただいま」と言った。

照れながらも本日2回目の

「お帰りなさい」

と言った。
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